ソロ活動/ぽり/Clair Obscur: Expedition 33 のバックアップ(No.2)


フランスのベル・エポック(1900年前後、パリ万博の全盛期)がモチーフの世界を舞台にした終末系ファンタジーJRPG。
開発元は元UBIのスタッフが設立したスタジオで、開発者インタビューで言及されているとおり、日本製の有名JRPGオマージュ要素が随所に感じられる。
フランス製ゲームならではのアートワークや音楽を使った演出はかなり特徴的で、演出に新鮮味を求めているという人にはとてもおすすめのゲーム。

 

本作のゲーム体験としての面白い部分はほぼ戦闘システム部分(攻撃・回避・パリィのQTE)に集中している。
難易度バランス設定は悪い意味で昔懐かし洋ゲー仕様で、最低難易度が一般的なゲームのノーマル難易度枠。
パリィ・回避ができないと本作の戦闘はほとんど楽しめないので、反射神経ゲーが苦手な人には全くおすすめしない。
逆に反射神経を使うタイプのアクションが好きな人にはおすすめ。

 

本作一番の問題点はパリィと回避のリスク・リターンのバランスが取れていない点。
パリィカウンターのリターンの大きさを考えると、パリィと回避が両方できる状況で回避をするメリットはほぼ存在しないと言ってよい。
普通に考えたら回避はAP消費にしてQTEを使わずに完全回避する、がすぐに思い付くデザインなのだが…

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