ソロ活動/ぽり/Hogwarts Legacy のバックアップ(No.10)


ハリー・ポッターシリーズ本編の約150年前を舞台としたオープンワールドRPG。
ハリポタ本編映画8作品を全部見ておくべきとまでは言わないが、さすがに1~3作目くらいまでは見てから本作を遊ぶほうがいいだろう。様々な場面でコレ映画に出てきた!という楽しみ方ができる。

 

環境が揃っていればレイトレーシングとHDRは有効化させて遊びたい。DLSSやFSRを使ってホグワーツ城内で40FPS以上出ていれば問題なく遊べるので、フレームレートを多少犠牲にしてでもレイトレを優先するのがおすすめ。

 

イベントカットシーンの演出は一級品で、アトラクションさながらの出来。しかしながら、ゲームとしてはマップUIが使いづらかったり、装備の所持数制限が意味もなく厳しいせいでインベントリ整理に無駄な時間を浪費させられたり、死亡やミッション失敗のリトライ時にいちいちマップのロードが挟まったり、と様々な部分にゲームテンポを損なう仕様があって遊びづらさが目立つ。基本的にはメインストーリー鑑賞+フォトモードでスクリーンショットを撮るためのゲームだと割り切っておいたほうがいい。

 

戦闘はパリィ反撃・回避・妨害などを使い分けるアクションとなっており、原作で出てきた様々な魔法が戦闘システムにうまく落とし込まれている。回避と位置取りのために常に走り回らないといけないので、ハリポタ世界の魔法使いらしさは正直あまりないが、慣れてきたらパリィと回避を軸にした爽快感のある戦闘を楽しめる。ただし、先述の通りリトライをすると毎回ロードが挟まるため、アクションに自信がなければ難易度はイージー以下に設定することを強く推奨する。ロード画面を眺め続けるゲームとして体験を腐らせてしまうのはあまりに勿体ない。

 

総評としては、ハリポタ世界のアトラクションとしては120点、戦闘システムは80点、探索型オープンワールドゲームとしては40点。ハリポタ世界観が好きな人であれば探索ゲームとしての遊びづらさを我慢してプレイする価値は十二分にあるゲーム。

Playthrough