ソロ活動/ぽり/ゼルダの伝説 知恵のかりもの

Tue, 08 Oct 2024 02:05:55 JST (194d)
Top > ソロ活動 > ぽり > ゼルダの伝説 知恵のかりもの

ゲームタイトルに名前が入ってるのに主人公じゃないことで有名なゼルダが主人公の、ゼルダの伝説スピンオフ。リメイク版夢を見る島のゲームエンジンが使われており、基本的には2Dトップビューとなっているが、夢を見る島同様の横スクロール面や立体的な構成のマップも登場する。

 

ゼルダが主人公になっても、やること自体はいつもと変わらないゼル伝。謎解きのギミック解除はダンジョンアイテムではなく、魔物やオブジェクトを呼び出す能力(カリモノ)やプレイヤーとオブジェクトの同期操作能力(シンク)で行うのが本作の特徴。

 

カリモノの豊富さのおかげでBotWやTotKのように謎解きをクリアするための選択肢が広く、発想次第で様々なルートを取れるようになっている。色々なゴリ押し解法があるため、ゼル伝に慣れたプレイヤーからすると謎解きの難易度は相対的に低め。
BotW・TotKでの欠点であった選択肢の多いUIの使いづらさをそのまま本作に持ってきてしまったのは残念なところだが、料理素材が別枠になったのでギリギリ許容範囲(ショートカット選択時に魔物とオブジェクトくらいは分けてほしかったが)。

 

シンクは対象の任意移動ができない(自分と一緒の動きをさせることはできる)代わりに、対象の動きに同期して自分が動くモードが追加されたマグネキャッチ。小さいオブジェクトを狙う必要がある場面も多いのでターゲットロックと併用できることを忘れないようにしよう。

 

ボス戦に関しては最近のゼル伝と同程度の難易度で、何度もギミック解除を重ねて弱点を露出させるようなタイプが少ない、個人的に好きなバランス。欲を言えば、ヒントを出す意味でもボス敵にはもっと喋ってほしかった。

 

ストーリーに関しては中盤がかなり間延びしてしまっているのが不満点。中盤のストーリーは本筋とはほぼ独立しており、終盤以外で伏線が示されることもないので、また関係ない話見て終わりなの?という気持ちになった。各地の裂け目でラスボスをチラ見せするだけでもだいぶ印象が違ったのではないかと思う(TotKと似たような演出になるのを避けたのかもしれないが)。

 

総評としては、見た目のマイクラっぽさとは裏腹に意外といつも通りのゲーム性で謎解きをする2Dゼル伝スピンオフ。ゼルダが主人公だからと言って、子供向け低難易度というような枠ではまったくないので、2D時代のゼル伝が好きな人にもおすすめ。

Playthrough