配信のすゝめ
父さん会社辞めてVTuberで食っていこうと思うんだ
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キャプチャデバイス
基本的にはUSB接続推奨、PCのUSB周りが不安定な人はPCI接続もあり。
HDR映像で120FPSをキャプチャする場合はHDMI2.1対応製品が必要。
PS3キャプチャをする場合は要スプリッタ(分配器)
- USB3.x接続
- Elgato Game Capture HD60 S: 1080p-60FPSまで、Switch・PS4世代向け
- AVerMedia Live Gamer Ultra GC553 Pro: Switch2・PS5以降世代向け。HDMI2.0、可変リフレッシュレート(VRR)対応、HDR対応、4K60FPS・WQHD144FPS・フルHD/HDR60FPSキャプチャ対応。無印GC553と値段があまり変わらないので間違えないよう注意
- PCIe接続
ミドル帯程度のデスクトップPCがあればソフトウェアエンコード一択なので、ハードウェアエンコードのキャプボを選ばないよう注意- AVerMedia LIVE GAMER 4K 2.1 GC575: HDMI2.1対応のPCIeキャプボ、フルHD/HDR120FPSキャプチャ対応、Switch2・PS5以降世代向け
REGIA ONE: 720p60FPSまで(1080pは30FPS)、PS3キャプチャ可
さすがにもう売ってない、上記USBキャプチャに分配器を噛ませることでPS3もキャプチャできるのでそっちのが楽
- Webカメラ
- Logicool C922n: 三脚あり・720p60FPSで3DSを直撮りキャプチャしつつ机置きプレイ可能
音声はイヤホンジャックからPCのライン入力へ入れてOBS/AmaRecTVのオーディオ設定で取れる
(ただしロジ専用ソフト以外のキャプチャソフトではすぐにフレームドロップが発生して30FPSになるため、
常時60FPSにしたいならもっと高いモデルが必要)
- Logicool C922n: 三脚あり・720p60FPSで3DSを直撮りキャプチャしつつ机置きプレイ可能
- 1000~2000円くらいのUSBキャプチャデバイス
- 音声と画像の同期が取れておらず、コントローラ遅延も特大なのでゲーム用途は無理
配信・キャプチャソフト
- OBS
- 解説サイトが多い。バージョンごとに細かい挙動の違いがあるので、ググって調べる時は日時をよく見よう
- Streamlabs Desktop
- OBSの後継でYoutuber用の機能が豊富。OBSに逆輸入されている機能もあるため大きな違いはないが、シーンプレビューをDiscordで配信する場合OBSを使うほうが確実
- N Air
- ニコ生特化版Streamlabs、ニコ生関連以外の中身はStreamlabsとほぼ同じ
- AmaRecTV
- 少し不安定だが、PC上に家庭用ゲーム機の画面を出して遊ぶ用途であれば
音声ミュート機能やボリューム調節機能などがあって使いやすい
- 少し不安定だが、PC上に家庭用ゲーム機の画面を出して遊ぶ用途であれば
OBS + discord配信(Go live)
OBS Studio (Open Broadcaster Software Studio)の28.0.0 (beta, 2022/08/04)からの新機能に
アプリケーション別の音声キャプチャが追加されたのでdiscord配信に乗せるやり方を一通り記録しときます。
(「OBSのプレビュー部分」を音声含めdiscord配信に乗せるやり方です。
"配信開始"や"録画開始"を使って配信サイトなりファイル出力なりに乗せる場合は設定に悩むことはないでしょう)
OBS設定: モニタリングデバイスの設定
設定→音声→詳細設定内のモニタリングデバイスでWindowsの音声出力に使っていないオーディオデバイスを指定する。
- windows音声出力にマザーボードのオーディオデバイス
(だいたいは"Realtek(R) Audio"なのでそれ前提。違う人は読み替えてね)を使っている人 - PCIサウンドカード・USBオーディオデバイスを使っており、動作上の問題でRealtekを無効化している人
の2パターンは仮想オーディオデバイスをインストールし、それをモニタリングデバイスとして指定する必要があります。
現時点での検証ではVB-Audio Virtual Appsでうまくいくことを確認しています。
VB Audioの場合のデバイス名は"CABLE Input(VB-Audio Virtual Cable)"になるようです。
(バージョンによって微妙に違ったりすると思います)
なお、この手の仮想オーディオデバイスが操作ミスやwindows updateなど何らかの要因で規定のデバイスに指定されると
当然まったく音が出なくなります。
windowsやdiscord、その他のアプリなどで何も聞こえない!となったら
慌てずにwindowsサウンド設定・各アプリの設定から再生・音声デバイス設定を確認しましょう。
普段USB接続のヘッドセットや別途接続したオーディオデバイスを使っていて、
Realtekは有効になっているが全く使っていないという人は
Realtekをモニタリングデバイスに指定するだけでOKです。(著者はこのパターン)
OBS設定: 音声ミキサー設定
OBSの音声ミキサー部分のオプション(下部にある歯車アイコン)
→アプリケーション音声キャプチャ(ベータ)の
- 音量を300%に変更
(環境とモニタリングデバイス次第で変わると思われるが、デフォルトのキャプチャ音量はかなり小さい) - 音声モニタリングを"モニターオフ"から"モニターと出力"に変更
("モニタリングのみ"でも良いが、realtekを指定してスピーカーなどを繋いでおけばキャプチャできているかを確認できる)
アプリを起動してアプリケーション音声キャプチャ部分のインジケーターが動いていればOK。
音声ミキサーのデスクトップ音声とマイク音声はミュート(スピーカーアイコンをクリック)にしておきます。
OBS設定: 背景画像
書こうと思ってたけどよく考えたらこの記事の本筋とまったく関係無かったので省略。
クロマキー合成とかも出来るらしいけどググれば画像付きでもっと分かりやすい記事が出てくるはず。
いかがでしたか?
discord配信
あとはdiscordの画面共有からOBSを指定して配信したらOK。
ウィンドウプロジェクターを別で出さなくてもOBS自体を配信したらプレビュー部分だけが配信に流れるはずです。
【追記】 環境によってはUIやメニュー込みでOBS全体が配信されてしまうらしいので、その場合はOBSの右クリックメニューからウィンドウプロジェクター(プレビュー)を起動しそれを画面共有で指定したらOKです。
原因判明しました
設定→一般のスクリーンキャプチャからOBSウィンドウを非表示にするをチェックでOK
【追記2】
音が出ない場合は一度OBSを終了して音を拾いたいアプリを起動したまま
もう一度OBSを起動すると出ることがある。若干まだ不安定気味。
HDR配信
WindowsでHDR設定を有効にすると一部ゲームに対してAuto HDRが適用され、そのままではGo liveなどの配信が白飛びしてしまう。
【追記】現在は自動HDRの設定項目があるので不要な場合はオフにしておこう。
また、HDRソースをOBSプレビュー経由で配信するとSDRカラーによるプレビューを出せるのでGo Liveで正常に配信できる。
OBSのソース欄の画面キャプチャ(ウィンドウキャプチャ/ゲームキャプチャ)のRGB10A2色空間設定を
sRGBからRec.2100(PQ)に変更することでプレビューが正常な色になる。
youtubeのHDR配信を使う場合は詳細設定側でカラーフォーマット・色空間を変更する必要があるが
HDRのままプレビューされるので、同時にgoliveに乗せると白飛びすると思われる
(youtubeライブを共有すればいいので基本そんなことする必要は無いとは思うが)
【追記2】
4Gamerで詳細なOBSのHDR設定記事(なぜか本体は広告記事だが)が出たのでそちらを貼っておきます
4K/144fpsのHDR映像を見ながら配信や録画ができる「Live Gamer ULTRA 2.1 GC553G2」は,ゲームファンなら見逃せないキャプチャデバイスだ
【追記3】
バージョン次第だと思われるが、OBSはGeforce ExperieneのHDRスクリーンショットホットキー(ALT+F1)を潰すことがあるので注意。
StreamlabsとN Airは問題ないので、スクショ保存と配信を同時にやりたい場合はそちらを使おう。なお、2024/04時点では音声キャプチャをdiscord配信に載せられなかったので、youtubeやtwitchでの配信が必要となる。
- 2024年時点でアーマードコア6のHDRスクリーンショット(jxr形式)を撮ろうとすると、Xbox Game barでは色調が変になるためGeforce Experieneを使う必要があり、なおかつ上記のホットキー衝突のせいでHDRスクショとOBS経由のdiscord配信はどちらか片方しかできない