PCゲームトラブルシューティング
ggrks
OSはWindowsであることを前提にしてます。
基本的にはdiscordで聞いてくれればいる人が一緒に考えてくれると思いますが、
最後に頼れるのは自分の力だけです。
デスクトップ画面共有をしたら解決する確率はまあまあ上がります。
ちなみにここに書いてあることはほぼ全て経験則であるため内容に責任は取れません。
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PCゲーム関連
ゲームが落ちる・OSが落ちる・画面が真っ黒
エラーメッセージが出る場合はメッセージの一部をググったりSNSで検索したりして、
自分の環境固有の問題なのか多くのプレイヤーが直面している問題なのかをまず確かめる。
- スペックが足りていない: 普通そのくらいは調べてからPCゲームを買うと思うので別問題といえば別問題。
調べるって他人に聞くことじゃないの?というマンモーニはPCではなくプレステでゲームやるほうが人生損せずに済みます。 - ゲーム自体にバグが残っている: 発売直後のPCゲームにはよくある話。しばらく寝かせておきましょう。
- ドライバが最適化されていない: 同上。
- 電源がヘタっている: 最も可能性が高い。ゲーミングPC用の大容量電源がヘタって出力が落ちても、
ゲームはできないがネット・動画視聴は問題ないということが多い。- 画面が真っ黒になり音だけ出る(poly bridge他、Unity採用タイトルの多くで確認。OSごと落ちる例もある模様)
- 解像度変更時にOSごとフリーズ(Gears4で確認、他のUE製タイトルで同じ問題が起こるかは不明)
- 電源タップが古い・タコ足配線になっている: PC外に原因があるパターン。
ゲーマーは各種コンシューマ機や周辺機器の追加でタコ足配線になりがちなので注意。
- 仮想メモリを無効にしている: メインメモリ32GBくらいまでの人であれば4~8GBくらいSSDに仮想メモリを作っておいたほうがいい。
- その他システム全体に影響する常駐ソフト: ゲーム開始時ログインなどネットワーク周りの動作が怪しい場合はセキュリティソフト、メモリ周りのエラーが出る場合はオーバークロック関連のソフトウェア等が容疑者。
- 最上位グレード付近のCPUはそもそもが電気食いなせいか、定格の時点でメモリエラーを吐くことが報告されているものがある模様。しかもエラーメッセージにはビデオメモリ不足と書かれていた("レンダリングリソースを割り当てようとしているビデオメモリが不足しています")というからタチが悪い。
- 具体的に不具合が起こった報告がされているのはインテル13・14世代、LGA1700ソケットのi9-13900K/KS・i7-13700K・i9-14900KF。特にホグワーツ・レガシーの起動時に上記エラーメッセージが出て、該当するCPUを使っている場合は
CPUを交換するしかなさそう後述のBIOS更新適用で解決する(らしい)。(参考記事1、参考記事2
)
- メインメモリ・VRAMが壊れている: 可能性は低い。物理的に壊れたメモリを使うと普通はゲームに関係無く
OS起動中・起動後すぐにフリーズしたり表示に異常が出る。 - その他PCパーツが壊れている: 同上。
画面がちらつく
3Dゲームを起動している間だけフレームレートが不安定になる症状。
可能性のある原因がかなり多いが、基本的には電源がヘタっていることを念頭に置いて
OS再インストールなどの面倒な対策は後回しにしたい
- 電源がヘタっている: 再起動ではなく、シャットダウンした上で電源ユニットの物理スイッチをオンオフする
(=一度グラボへの通電を切る)ことで改善することがある。PCI-e接続のキャプチャボードが不安定になった時は有効だった。
当然ながら環境依存の話なのでそれで全部解決するかどうかはわかりません。 - グラボ不具合: ハードウェア異常(メモリやGPUのレベル)の場合は高確率で3Dゲームを起動していない時でも表示に異常が出るので、デスクトップ表示が安定しているなら(多分)大丈夫。
コア温度やファンの回転数などモニタリングのできる部分はLibre Hardware Monitor等のソフトで普段から表示しておき、健康状態がどの程度のものなのかを把握しておきたい - ドライバ不具合: アップデート等による自動最適化が余計なことをしている可能性。
解像度スケールを下げると不安定になるらしい?(むしろ安定させるための設定のはずなのだが) - オーバーレイ不具合: オーバーレイ割り込み表示をするソフトウェアのバグの可能性。
teamspeak3のオーバーレイ機能がゲームのクラッシュ要因になる時代があったので、
使わないならNVIDIA Experienceのオーバーレイ機能は切っておこうゲームとは直接関係ないが、2023年9月にchromium系のブラウザ(chrome、Edge、その他chrome互換ブラウザなど)でハードウェアアクセラレーションによるレンダリング時に市松模様のような白黒のブロックノイズが一瞬出る不具合が発生している。ハードウェアではなくソフトウェア(オーバーレイ処理)周りの不具合とのことなので放置しても問題はないが、気になるようであればハードウェアアクセラレーションの設定を切れば出なくなる。- Windows10、Windows11ともに2024/07以降のWindows updateで修正された
- マルチモニタ不具合: 繋げるモニタを1枚だけにしてみる。特に、60Hzまでしか出ないモニタと120Hz以上のモニタとの組み合わせは不具合が出やすいとの事
(筆者はシングルモニタ派でマルチモニタに関しては伝聞なので自信ない)
3Dゲームの視点が一方向に回り続ける
昔のUE製ゲームの一部(The Last Remnantなど)で見られたバグ。
Windowsに対応したXboxコントローラ(正確にはXboxコントローラ対応ドライバで動くコントローラ?)
以外のコントローラを接続していると勝手に右スティックが入力され続けてしまう(ドリフト対策のためのデッドゾーン設定を反映できていないものと思われる)。
使わないコントローラを外しておけば問題なし。
音量が調節できない
アセットコピペゲーにありがち。コンシューマベタ移植ゲーにもありがち。
システム→サウンド→音量ミキサーから各アプリケーションの音量を設定可能。
ゲームスピードが異様に速い
60FPSが前提のコンシューマベタ移植ゲーにありがちその2。
ウィンドウモードでゲームを起動するとディスプレイのフレームレート設定が
そのままゲームスピードに反映されてしまう。
(120FPSなら2倍速となる。steam版ANUBIS(現在も修正されず)、バブルボブル4(現在修正済み)で確認)
NVIDIA コントロールパネル / AMD Radeon Softwareを使い、プログラムごとに
(該当のゲームタイトルが自動登録されていない場合は実行ファイルを探して手動で登録)
グラフィック設定としてフレームレート制限を60に強制適用したらOK。
60FPSを前提としたコンシューマ移植のバグは操作系にも発生することがあり
(ボタン押下時間を設定する時にフレーム時間基準の実装をすると当然起こることなのだが)、
steam版Dead Rising 3ではini設定書き換えでフレームレート制限を解除した状態で
120FPS以上にすると武器メニューを開こうとしてもすぐに閉じてしまうという不具合が確認された。
上記と同様にNVIDIAコントロールパネルからフレームレート設定を60FPSにしたらOK。
その他ハードウェア・Windows関連
統計ではなく個人の経験談ベースなので、「可能性がある」程度でしかないことに注意。
"USBポートの電力サージ"警告
原因のほとんどは電力不足ではなくUSBケーブルの断線なので、移動させることの多いケーブルである充電ケーブルやUSBヘッドホンのケーブルを調べる。特にスピーカーを使わずUSBヘッドホンをメインで使っている場合は場所の移動が多く、ケーブルがねじれて断線しやすいので注意。
他にUSB端子やマザーボード側USB基盤の腐食などで接触が悪くなると出ることもある。1つずつUSB端子を抜き差ししてどの端子が原因か調べ、原因となったUSB端子はできるだけ使わないようにすること。
SSDやHDDなどのディスクを認識しない、ドライブのアイコンに"?"が付く
上記と同様に電力不足の可能性は低く、ケーブルもしくは端子が腐食などで接触不良になっている可能性がある。ディスク用ケーブルを移動させることは基本的にないので、マザーボード側の端子が原因のパターンが多い。接続する端子を変えたら治る場合がある。
Windows Updateの後にエクスプローラーのUIが表示されない・真っ黒になる
ゲームとは全く関係ないトラブルだが、Explorer PatcherやWinaero TweakerのようなWindows11のUIを変更するソフトウェアを使っていると、Windowsのメジャーアップデート時に高確率で起こる不具合。
Ctrl+Alt+Deleteでタスクマネージャを起動し、プロセス(左側メニューの正方形が3つくっついたアイコン)→新しいタスクを実行するから
appwiz.cpl
を実行すると旧コンパネの「プログラムのアンインストールまたは変更」を呼び出せるので、該当ソフトウェアをアンインストールすると治る。たいていの場合はその後に再度UI変更ソフトウェアを入れると正常に機能するが、アップデート対応アナウンスが出るまでは使わないのが無難。
discord関連
通話
- 入力(マイク): オプション→入力モード→"入力感度を自動調整します"をオフにしてしきい値を自分で調整
- ノイズ抑制: Krispはオフにしておいたほうが声が入りやすい(マウス・キーボード音も入るがしょうがない)
配信
- 音が小さい: オプション→音声・ビデオ→下の方の"実験的方法でアプリケーションから音声をキャプチャします"をオンにする
(人によっては長時間配信していると雑音が入るらしい)
失敗備忘録
電源交換について
電源交換の際にモジュラー式のケーブル交換を面倒くさがって別メーカーのもので使いまわした結果、
SATAに繋がっていたディスク4つ全ての電源端子が一度に壊れた
- バックアップは内臓ディスクではなく外付けHDDやUSBフラッシュメモリに
- 電源ユニットのモジュラーケーブルにメーカー間で互換性があると思ってはいけない